愛用のサプリメントと冷たい対応

父がS社のサプリメントを愛用していました。父の体調管理に役立ち、私も安心して見守っていました。
しかし、持病の悪化のためこの世を去り、深い悲しみに包まれました。

父の契約を解除するため、S社へ電話をかけたところ、信じられない対応を受けました。
それは、今度は母にサプリメントを勧めてきたのです。

「ご主人様がお亡くなりになられたとは、大変でしたね。でも、お母様もそろそろサプリメントを始めてみてはいかがでしょうか?」
ただひたすらにサプリメントの説明を続ける電話担当者。
悲しみで心身ともに疲弊している私に、さらなる負担を強いるような行為に、怒りを通り越して呆然としました。

大切な人を失った喪失感と、企業の無神経な対応とのギャップに、心が引き裂かれそうでした。
父の愛用していたサプリメントのCMを見るたびに、あの日の出来事が蘇り、深い悲しみと憤りが込み上げてきます。

企業は、顧客の死というデリケートな状況に配慮し、寄り添う姿勢を示すべきではないでしょうか。

大切な人を失った家族に、心からのお悔やみの言葉をかけ、悲しみに寄り添うこと。それが、企業として当たり前の倫理観ではないでしょうか。

この経験を共有することで、企業が顧客と真摯に向き合い、死という現実を尊重する社会へと変わっていくことを願います。